「顧みられない熱帯病」


治療可能な疾病が、
発展途上国ではクオリティ・オブ・ライフを損なっているという現実


「顧みられない熱帯病」


治療可能な疾病が、
発展途上国ではクオリティ・オブ・ライフを損なっているという現実


「顧みられない熱帯病」


治療可能な疾病が、
発展途上国ではクオリティ・オブ・ライフを損なっているという現実

お知らせ

お知らせ

Skin Health Symposium、NNN Conference 2024開催

NTDsおよびそれ以外の地域における認識と行動の架け橋 第14回NNN Conference 2024が開催されます。クローバーヘルス・インターナショナル理事、四津里英はがチェアを務めるこのシンポジウムは、皮膚NTDsと

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医療の手が行き届かないところに、医療を届ける挑戦

クローバーヘルス・インターナショナルは、テクノロジーとエビデンスに基づいた医療の融合を通し、発展途上国に蔓延する「顧みられない熱帯病 」などの生命の質を著しく低下させる感染症に罹った人々に関し、早期発見・早期治療、撲滅を目標とし、関連する研究や治療法の確立、従事する人材の育成に取り組みます。

クローバーヘルス・インターナショナルを支える技術

これまで約5年以上の年月をかけ、開発途上国における患者カルテ・システムならびに皮膚遠隔診療(テレダーマトロジー)の開発を進めてきました。

開発途上国に今も蔓延する、早期に診断・治療を受けないと生涯にわたる後遺症を残すことになる「顧みられない熱帯病 – neglected tropical diseases」の多くは、皮膚症状を有しています。また、そのような地域では、4人のうち1人は、何かしらの皮膚病にかかっています。一方で、そのような現地には皮膚科医はとても少なく、診断・治療を受けられない人々が多くいます。

インターネットへのアクセスが常にないような環境で、皮膚病の診療のために、どのようにテクノロジーを駆使できるか。

このような課題に対応すべく開発されたのが「eSkinHealth」システムです。このシステムは、Androidタブレットにより様々な症例や経過を収集しつつ、症状を特定するための検査やテレダーマトロジーなどと連携することにより、統合されたデータをクラウド上に集め、現地の診療に貢献するシステムです。

今では「eSkinHealth」は、現地での皮膚病患者の診療に役立ち、また、密度の高い情報がリアルタイムで遠隔にいる医療関係者や研究者へと共有されるプラットフォームとなっています。

「健康」 「尊厳」 「教育」 「技術」

「健康」「尊厳」 「教育」 「技術」の4本の柱を理念に、
私たちは「顧みられない熱帯病」に立ち向かっています。

STORIES 

負のサイクルを断ち切る: NTD 制圧のために行動を変えよう

「行動は、人が心の中に思い描いた物語の結末である。物語を変えれば、行動が変わる。」 これはジャシンタ ムパリエンカン博士の言葉であり、実際にコミュニケーション ツールは社会の行動を変化させています。 これこそが、メルク グループとダルバーグ メディアがコミュニケーションの力を認識したきっかけであり、ケニア、ルワンダ、そしてエチオピアでBilharzia Storytelling Labを立ち上げた理由だと思います。 このラボは、顧みられない熱帯病(NTDs)を撲滅し、健康の公平性を支持するという私のモチベーションの源となりました。
NOMA (cancrum oris、壊死性潰瘍性口内炎 (水癌) ) は、口腔顔面の硬組織および軟組織に影響を及ぼす重度の壊疽性疾患です。 これは高い障害率と死亡率、および顔面の重度の変形を伴うため、治療後に広範囲にわたる再建が必要となります。 この病気は、貧困、栄養失調、口腔衛生不良、そして様々な感染症が蔓延する、主に遠隔地に住む 2 ~ 6 歳の幼児が影響を受けます。 幼児の栄養失調、それにより助長される免疫力の低下が基礎としてあり、口腔衛生が不十分な場合、病気が持続的に進行します。 WHO によると、アフリカの約4億 8,000 万人が口腔疾患に苦しんでおり、NOMA はアフリカ地域で一般的な口腔疾患の 1 つとして挙げられています。
負のサイクルを断ち切る: NTD 制圧のために行動を変えよう

「行動は、人が心の中に思い描いた物語の結末である。物語を変えれば、行動が変わる。」 これはジャシンタ ムパリエンカン博士の言葉であり、実際にコミュニケーション ツールは社会の行動を変化させています。 これこそが、メルク グループとダルバーグ メディアがコミュニケーションの力を認識したきっかけであり、ケニア、ルワンダ、そしてエチオピアでBilharzia Storytelling Labを立ち上げた理由だと思います。 このラボは、顧みられない熱帯病(NTDs)を撲滅し、健康の公平性を支持するという私のモチベーションの源となりました。

20年にわたる苦悩と拒絶から救い出されたセレスタンさん

セレスタンさんは35歳の男性で、15歳のときに左手に傷を負いました。HCIは、コートジボワールのシンフラ保健地区で行われた「顧みられない熱帯病(neglected tropical diseases; NTDs)」のアクティブ・ケース・ファインディング(地域に入って患者さんを探すための検診)で彼に出会いました。クアディオバクロ村にブルーリ潰瘍の患者さんがいるという情報を得て、村の彼の家を訪ねました。「セレスタン」と呼ぶと、隅から汚い布を被って出てきて、大きな傷を負ったままでした。この傷は、私が18年間NTDsの分野で仕事をしてきて、これまで見た中で最もひどい傷の一つでした。

皆様のお力をお貸し下さい

我々は、「顧みられない熱帯病」など開発途上国に蔓延する感染症に罹った患者の早期診断・早期治療を目標に掲げ、発展途上国でも診療管理や遠隔診療に利用のできるスマートフォンのアプリケーションを開発し、データ収集や研究に努めてきました。

令和5年6月現在、コートジボワール、ガーナの協力により、2,197名 3,486件の診療経過情報を集める事が出来ています。その多くが、後遺症発症前の早期診断の段階で治療導入ができた症例になります。

患者さん一人一人が疾病を克服し、元の生活に戻ることができ、疾病の為に失われそうになっていた様々な人生を取り戻すことが出来て、はじめてその疾患を根絶することができたといえます。我々の開発しているシステムは、大きな枠組みの疾病対策の中では見過ごされがちな、一人一人の幸福を取り戻すことを最終的な到達目標としています。

協力企業