「顧みられない熱帯病」
「大きな資本」や「継続的な維持投資」がなくても、
インフォメーション・テクノロジーで貢献できる時代に
活動内容
開発途上国における医療問題は、様々な要素が複雑に絡んでいます。
医療に対する知識の不足や、治療費の金銭的な事情により医療機関にかからない者も多く、代わりにエビデンスに基づかない古くからの伝統治療を続け重症化することが度々あります。また、たとえ知識があったとしても、病に罹っていることが周囲に知れたときの偏見・差別を恐れ、敢えて医療機関へ掛からないこともあります。
さらには、医療機関に十分な治療薬がストックされてなく、医療機関にかかったとしても、十分な治療が受けられないこともあります。
この問題を解決するに当たり、一昔前であれば「大きな資本」や「継続的な維持投資」が無ければ対策に踏み込むことが出来ませんでした。インフォメーション・テクノロジーが発達した現在、状況は大きく変わりつつあります。スマートフォンやクラウドなどを応用すれば、小規模な団体・企業・研究者・開発者・個人でも、遠隔の地から問題解決に貢献する事が可能となってきています。
クローバーヘルス・インターナショナルは、「顧みられない熱帯病」 など開発途上国に蔓延する感染症に罹った患者の早期診断・早期治療を目標に掲げ、発展途上国でも診療管理や遠隔診療に利用のできるスマートフォンのアプリケーションを開発し、データ収集や研究に努めてきました。
令和5年6月現在、コートジボワール、ガーナの協力により、2,197名 3,486件の診療経過情報を集める事が出来ています。その多くが、後遺症発症前の早期診断の段階で治療導入ができた症例になります。
クローバーヘルス・インターナショナルは、発展途上国に蔓延する「顧みられない熱帯病 」などのクオリティー・オブ・ライフを著しく低下させる感染症に罹った人々に関し、早期発見・早期治療、撲滅を目標とし、関連する研究や治療法の確立、従事する人材の育成に取り組みます。

Stories
「行動は、人が心の中に思い描いた物語の結末である。物語を変えれば、行動が変わる。」 これはジャシンタ ムパリエンカン博士の言葉であり、実際にコミュニケーション ツールは社会の行動を変化させています。 これこそが、メルク グループとダルバーグ メディアがコミュニケーションの力を認識したきっかけであり、ケニア、ルワンダ、そしてエチオピアでBilharzia Storytelling Labを立ち上げた理由だと思います。 このラボは、顧みられない熱帯病(NTDs)を撲滅し、健康の公平性を支持するという私のモチベーションの源となりました。
「行動は、人が心の中に思い描いた物語の結末である。物語を変えれば、行動が変わる。」 これはジャシンタ ムパリエンカン博士の言葉であり、実際にコミュニケーション ツールは社会の行動を変化させています。 これこそが、メルク グループとダルバーグ メディアがコミュニケーションの力を認識したきっかけであり、ケニア、ルワンダ、そしてエチオピアでBilharzia Storytelling Labを立ち上げた理由だと思います。 このラボは、顧みられない熱帯病(NTDs)を撲滅し、健康の公平性を支持するという私のモチベーションの源となりました。
20年にわたる苦悩と拒絶から救い出されたセレスタンさん
セレスタンさんは35歳の男性で、15歳のときに左手に傷を負いました。HCIは、コートジボワールのシンフラ保健地区で行われた「顧みられない熱帯病(neglected tropical diseases; NTDs)」のアクティブ・ケース・ファインディング(地域に入って患者さんを探すための検診)で彼に出会いました。クアディオバクロ村にブルーリ潰瘍の患者さんがいるという情報を得て、村の彼の家を訪ねました。「セレスタン」と呼ぶと、隅から汚い布を被って出てきて、大きな傷を負ったままでした。この傷は、私が18年間NTDsの分野で仕事をしてきて、これまで見た中で最もひどい傷の一つでした。